私は、後5年で定年退職を迎える年齢となりました。
高齢者雇用安定法が改正されたおかげで、私の勤めている会社も原則再任用制度が導入され、5年間は残れることとなりました。
しかし、諸先輩の姿を見ると、居場所がなく、今まで部下だった後輩に頭を下げなくてはならず、とても辛そうに見えます。余程の度量がないとなかなか残るのは辛そうで、途中で辞めてしまう人もずいぶんといます。また、給料も現役の頃の1/3以下というのもやる気を削いでいるようです。
退職金を元手にアパート大家
ところが、退職時に別の人生を歩む先輩も、少数派ながらいます。それは退職金を活用して、不動産を購入し、賃貸アパートを経営する人たちです。
彼らは、退職後に大家さんになろうとする選択肢を選びました。その人たちに会うと、再任用で残った人たちと比べて活き活きとしています。
すごい話ばかりで、小心者の私はびびってしまいます。例えば、退職金を頭金にして、1億円借り入れて、アパートを4棟建てた先輩がいます。
その先輩は、親から相続した土地があったので、アパートの建築費用として1億円借り入れたそうです。
1棟に4世帯入居して、月7万円の賃貸料の設定だそうです。4棟なので、1月の賃貸収入は、なんと112万円です。1年で1,344万円の収入なので、約8年で、借入金を返済でき、後は年収1,344万円が入るという計算です。
無理のない計画を立てる事
話を聞くと、8年後は、現在よりも収入がはるかに増える計算となります。でも、私はまだ、不動産を購入し、賃貸アパートを経営するところまで踏ん切りがついていません。
本当に満室になるのか、家賃は確実に回収できるのか、8年後いろいろと付帯設備が壊れて費用がたくさん発生するのではないかと悩み事がたくさんありすぎて、悩んでいます。
退職まであと5年ですが、じっくりと検討したいと思います。